2017/04/20

春の不調の原因その2


4/17から春の土用に入りました。
終わるのは5/4です。

このところ胃腸の調子がすぐれない方は、この影響もあるかもしれません。

東洋医学では、季節を春夏秋冬の4つに加え、各季節の変わり目の期間、土用の5つに分けて考えます。

夏の土用が有名ですが、実際には、立春、立夏、立秋、立冬それぞれの前の約18日間のことを指します。

土用とは季節の変わり目。
まさに今、春から初夏へと気候も移り変わって行くのですが、それに体も適応していく時期です。

どなたにも体質によって得意な季節、苦手な季節が多少なりともあるかと思います。

東洋医学でいうところの「脾」のシーズンが土用。元来、脾が弱めの方は、胃腸の消化力が落ちて、だるくなったり、おなかがゆるくなる、むくむ、湿疹が出るなどの症状が出がちです。

日常生活と、気候の変化への体の適応にエネルギーを使い果たすのか、消化が手薄になるのでしょうか?

はっきりはわかりませんが、なるべく胃腸への負担を避けるよう、気持ち食べる量を減らすようにしていると、少し楽に乗り切れるのを実感しています。(私もしいていうと土用が苦手です。)

そして、だいたい土用のシーズンは自分でもお灸をしています。普段は特にしなくても平気なのですが、なぜかこの時期、自分で自分にお灸がしたくなるのは、自然と体が養生を求めているのかもしれません。

脾の弱いタイプの方は、特に今はしんどいかもしれません。あと少しなので、GWも前半はあまり張り切りすぎず、のんびりしながら、初夏モードに切り替えられるとよいですね!

そして、脾の弱い方は、湿度も苦手です。来るべき梅雨に備えて、今から体調を整えておきたい方は、治療の際におうちでご自分でできるお灸の方法、ツボをお伝えしますので、お気軽にお声かけください。

あと、ヒノキの花粉の飛散のピークもだいたいGWくらいまでと言われています。今は花粉症の方にもあと一息の季節。 ゆるやかに元気に乗り切りましょう。

↓駅から当院までの道に生い茂っていたヨモギ。お灸に使う艾(もぐさ)はヨモギからできています。





野口鍼灸 Noguchi Harikyu 
 
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