2013/03/03

3月の養生



 
日の入りも遅くなり、梅の花がきれいですね。
まだ寒い日もありますが、春一番と花粉と共に(!)、
春がやってきました。
 
東洋医学では、立春から穀雨までの、
立春・雨水・啓蟄・春分・清明・穀雨
の6つの節気を春としています。

自然界では、植物は芽吹き、新緑が出てきて花が咲き、
冬眠していた生物も目覚めて外に出ていく時期です。

私たち人間も春の温かな陽気とともに、
冬の縮こまっていた身体が緩んで、発散したくなってきます。

ねぎ、生姜、大葉、三つ葉、春菊などの香草類は
発散させてくれる作用があり、春になると食べたくなる食材です。



さて、今年は、スギ花粉が例年より多く飛ぶと予測されていますね。
みなさまいかがでしょうか?

私もスギ花粉症なのですが、
内側の対策としては、鍼灸や漢方などで体調を整え、
外側の対策としては、花粉ブロック、
とにかく花粉を持ち込まないように心がけています。

今年は早い時期から漢方の力を借りたりして、
コンディションには気をつけているのも奏功してか、
鼻の症状はいつもより強くないのですが、
例年気にならなかった目の症状が出てきたので、
眼鏡を購入しようと思っています。 

そんな季節におすすめの、花粉症や春の風邪をひいた方のための
生姜紫蘇茶をご紹介します。
私も朝一番に飲むと鼻がすっとします。 




◆生姜紫蘇茶

<材料> 皮つき生姜3g、大葉1g、黒砂糖(適量)

<作り方> 生姜と大葉はみじん切りにします。
容器に材料を全部入れ、
お湯を(量はお好みで調節して頂くとよいかと思いますが、目安としては200ccほど)
注ぎ、ふたをして5分間蒸らしてから温かいうちに飲みます。



また、鼻がつまり苦しい時は、小鼻のすぐ脇の迎香(げいこう)
というツボを刺激すると、鼻の通りがよくなります。

押すと、ずんと響く感じがあるので、わかりやすいかと思います。
ぜひお試しになってみてください。



野口鍼灸 Noguchi Harikyu 
 
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