先日、きよら鍼灸院の高野さおり先生と、
国立科学博物館で開催中の「医は仁術展」に行ってきました。
貴重な文献や物が盛りだくさん!
食らいついて見てきました。
身体の仕組みや精巧さに魅せられている私に魅力的な展示でした。
私は東洋医学と西洋医学は、それぞれ得意分野が異なるので、
ハイブリッドで適切に用いるのがベスト、
チームを組んで患者さんにとって最適な療法を提供したいと考えています。
どんな方も暖かいケアを受けるべきですし、
個々の人生や生活を尊重した医療が必要だと思っていますが、
自然や昔ならではのものばかりを良しとするのは、偏りがあるのではとも感じます。
温かい手と心でパーソナルなケアをしつつ、
冷静なマスの目で公衆衛生や医療制度、
エビデンスや費用対効果を考えたいと常に思っています。
もちろん万能ではないのですが、
近代化のうねりの中で、ビタミン、麻酔、ワクチンの発見により、
多くの命が救われるようになったのは事実。
バランスのとれた視座を持ちたいと改めて思う1日でした。